共済と呼ばれる、生命保険に類似した商品が販売されています。このことは、知っている人が多いでしょう。
代表的なのは全労済やJA共済などが取り扱う共済です。これらの組織はテレビCMなども積極的に活用しています。ですから、組織の名前もご存知の方が多いでしょう。
でも、その詳細となると、よくわからないという人が多いのではないでしょうか。
全労済やJA共済というのが何なのか、きちんと説明できる人はかなり少ないと思います。JA共済などは、その名前から、農業関連の人たちの団体なのだと言うくらいは分かりますけどね。
また、共済とうのが一体どんなものかも、良くわからないという人も多いでしょう。なんとなく生命保険に似たものだという漠然としたイメージの人が多いと思います。
そこでこのページでは、このあたりの点について、簡単にまとめてみましょう。
全労済やJA共済って何?
まず、全労済やJA共済といった組織は、協同組合と呼ばれる組合の一つです。協同組合というのは、一言で言ってしまうと、「非営利の相互扶助組織」ということになります。相互扶助という考えがベースにありますので、保険と非常に相性が良いわけです。
ちなみに、全労済は労組系の協同組合です。また、JA共済は農業関連の協同組合です。
共済って何?
次に気になるのが、共済というのは何かという点です。実は、この説明が非常に難しいです。
一言で簡単に言ってしまうと、「ある組織の中の内輪の保険制度」と考えると理解がしやすいでしょう。
例えば全労済には、こくみん共済という共済商品があります。内輪の保険制度ですから、このこくみん共済を利用するには、全労済の組合員になる必要があるのです。
生命保険会社の保険は誰でも利用できるのに対して、共済は組合員しか利用できないというイメージです。
ちなみに、保険類似商品である共済は、保険法の適用を受けます。
組合員になるのは簡単なケースも多い
共済を利用するには、その組織の一員になる必要があります。労組系の組合やらJA系の組合というと、入るのが難しい印象もあるでしょう。
しかし、実際は、必ずしもハードルが高いものではないようです。有名な協同組合は、一定の出資金を出すことなどで、簡単に組合員になることができます。
例えば全労済だと、1,000円の出資金を出せば組合員になれるようです。しかも、この1,000円は、将来返還されるお金なのです。
ですから、いくつかの共済は、誰にでも利用可能なものだと考えて良いでしょう。ということは、共済を利用することで、生命保険の選択肢が増えるのだと考えても良さそうです。
補足:共済組合とは区別して考えましょう
社会保険に興味がある人は、共済と聞くと、共済組合を思い出すことでしょう。共済組合というのは、簡単に言うと、公務員のための健康保険や年金制度の基本となる組織です。
よく、公務員優遇だとマスコミなどでも取り上げられていますね。
健康保険や年金も、広い意味では保険と呼べます。ですから、共済組合がやっていることも、大きく見ると似ているのかもしれません。
でも、似ているだけに混乱しやすいとも言えます。誤解の無いように、理解しておくことをお勧めします。
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