一時払いの学資保険に入るなら超長期の国債でも買った方まだマシなんじゃない

世の中には、学資保険の保険料を一時払いにする人もいるようです。でも、これって賢い方法なのでしょうか?一時払いというのは、すべての保険料を最初に払ってしまう方法ですね。

そもそも一時払いにするなら、保険で貯蓄する必然性ってほとんど無いですよね。保険を使う唯一と言えるメリットは、父親の死亡などで学費が貯められない事態を避けるためですから。

既に運用資金が十分にあるのなら、学資保険以外の金融商品で運用したって良いはずなのです。

学資保険以外の選択肢も検討してみよう

そもそも学資保険にはインフレに弱いという重大な欠点があります。その欠点がある以上、そもそもあまりお勧めできる商品ではないのです。一時払いができるような原資があるのなら、学資保険以外の金融商品を使った方が賢いのかもしれません。

そこで、このページでは、ちょっと特殊なケースを考えてみましょう。学資保険の代わりに、15年や20年の国債を買うケースを検討してみるのです。そして、学資保険が本当に有利なのかどうか、具体的に検証してみましょう。

具体的にどうするかと言うと、一時払いの学資保険で運用した場合と、超長期の国債で運用した場合を比較してみるのです。資産運用という意味では、一時払いの学資保険は超長期の国債を買うのと大差が無い行為です。有利不利の比較もしやすいでしょう。

ちなみに、超長期の国債と言うのは、発行から償還までが10年より長い国債のことを言います。10年が長期国債で、それより長いと超長期と言うことですね。

一時払いの学資保険でどの程度増やせるか

まず、学資保険の保険料ですが、保険会社のサイト内でシミュレーションができます。ここでは、ソニー生命のシミュレーションを使ってみましょう。

ソニー生命を選んだのは、たまたま見つけたシミュレーションサイトというだけの理由です。ただ、ソニー生命は保険料が安いという噂もあるので、ここを使うと特に不利と言うことは無いはずです。

シミュレーションの条件ですが、次のように設定しました。

被保険者:父親(35歳)
子供:生まれたばかり
満期保険金額:400万円
保険期間:18年

この条件でシミュレートしてみると、契約者が支払う保険料は3,517,280円ということです。元本に対して、約113.7% の満期保険金額ということになるようです。

18年運用して13%しか増えないと言うのは、どう考えてもちょっと物足りない気がします。

15年物の超長期国債で運用したら

それでは、この一時払い保険料を払う代わりに、同額の15年もの国債を買ったとしましょう。厳密に言うと、15年ものは10万円単位でしか購入できない見たいですけどね。厳密にやりすぎると面倒なので、全額で買えたと仮定してください。

現在の15年物の長期国債の金利は1.3%前後のようです。この金利が一定として計算すると、15年後には4,203,150円まで増やすことができます。

これを見てわかるように、学資保険よりも運用期間が3年も短いのにも関わらず、リターンは20万円以上多いわけです。

実際は15年ものの国債は変動金利です。 ですから、実際にはこの額よりも増えるかもしれませんし減るかもしれません。でも、インフレに強いという意味では、学資保険よりも遥かに優れています。低金利の局面で選ぶには悪く無い選択肢でしょう。

15年物の国債を使った方が、20万円もお得

15年物と20年物を組み合わせるという選択肢も

よりきめ細かく運用したければ、半額を15年物で運用して、残りを20年物で運用することも可能です。大学の学費と言うのは、子供が18歳の時点で全額の学費が必要なわけではありませんからね。

ただ、20年物の長期国債は、固定金利の商品です。ですから、インフレに弱いという大きな問題点があります。そのことを考えると、15年物だけで運用するか、20年物を入れるかは、ちょっと難しい選択ですけどね。

個人的には、15年物だけで運用しても良いのではないかと思います。

超長期の国債よりも良い金融商品はいっぱいあります

今回は超長期の国債と一時払いの学資保険を比較しました。しかし、別に、超長期の国債での運用を勧めているわけではありません。

というか、個人的には、別の金融商品を使った方が良いだろうと思っています。これだけ長い期間ですから、多少リスクがある商品を入れても良いでしょうね。

一番有力な候補になるのが、株式の投資信託でしょう。日本株の投資信託と、外国株の投資信託を加えて運用するのです。例えば、あまりリスクを取りたくなければ、次のような運用をしてみてはいかがでしょうか。

15年ものの国債:投資額の70%
日本株の投資信託:投資額の15%
外国株の投資信託:投資額の15%

日本株と外国株の比率を1対1にするのがポイントです。

もう少しリスクが取れる人なら、国債の比率を減らして日本株と外国株の比率を1対1に保ったまま、株式の投資信託を増やせばいいでしょう。

保険会社は倒産がある

一時払いの学資保険に関して、さらにもう一つ重要なポイントがあります。それは、保険会社には倒産のリスクがあるということです。

保険契約は長期にわたる契約です。学資保険だと、子供が生まれてから大学に入るまでの、18年にも及びます。ということは、保険会社が倒産するリスクも当然高いのです。

現在は問題無いような会社でも、20年近く先の話となると話は別ですよね。

国債にも当然ですがデフォルトのリスクはあります。でも、国債がデフォルトなんて事になったら、当然生命保険の支払いにも支障をきたすことになります。そう考えれば、生命保険で運用する方が遥かにリスクが大きいのは間違いありません。

これは何も、生命保険会社の倒産リスクが大きいといっているわけではないんですよ。確率として、保険会社の方がリスクが大きいという話をしているだけです。

そのあたりは誤解が無いようにお願いします。

保険会社は倒産する可能性もあるから注意

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