こども保険と学資保険って何が違うんだ?| 世間が認知しているのは学資保険みたいですけどね

子供の大学進学費用の準備のために、学資保険に入るという方も多いでしょう。学資保険というのは、子供の教育資金を積み立てる保険ですね。積み立ての期間中に被保険者(多くの場合、父親)が亡くなったら、それ以降の保険料の支払いが不要になるのが特徴です。

ところで、学資保険は「こども保険」と呼ばれることがあります。というか、FPのテキストには、こども保険を正式名称として紹介している所もの方が多いようです。

この2つはどう違うのでしょうか。ちょっと気になりますよね。

辞書の定義で比較

とりあえず、辞書の定義で比較してみましょう。まずこども保険はYahoo!辞書では次のように定義されています。

こども‐ほけん【子供保険】
子供が成人するまでに必要な資金を受け取れるようにした保険。進学期の学資金の積み立てに重点を置くものや、保護者死亡後の養育資金を保障するもの、子供の医療費を保障するものなど、さまざまな商品がある。
(大辞泉)

子供に関する全般的な保険という感じですね。教育資金の積み立てはその一つという感じでしょうか。

がくし‐ほけん【学資保険】
学資の準備のために掛ける保険。教育保険。
(大辞泉)

学資保険は、名前から分かるように、子供の教育資金のための保険ということが分かります。

これを見ると分かるように、こども保険の方が大きなくくりで、学資保険はその一部という感じなんですね。教育資金に特化したものが学資保険ということです。

なるほどね。納得しました。

こども保険の知名度はいま一つ

ところで保険業界としては、こども保険という言葉を使う方が一般的なようです。例えば、生命保険協会が発表している統計では、学資保険ではなくこども保険というカテゴリーで集計されています。また、上で書いたように、FPのテキストには学資保険ではなくこども保険として解説がされています。

でも、こども保険という言葉の世間の認知度は、いま一つなようです。これは、例えば、過去のGoogle の検索データなどを見ると一目瞭然です。

こども保険で検索する人の数は、学資保険で検索する人の8分の1程度しかいないんですよね。つまり、学資保険という名前の方で一般の人は認識しているということですね。

まあ、率直に言って、こども保険という単語を見ても、名称だけからどんな保険かはわかりませんからね。学資保険の方が定着しやすいのは、よくわかります。

自民党提案する「こども保険」

2017年になって、小泉進次郞議員などが中心となって公的なこども保険の創設を求める声があがっています。これはどんなものかというと、社会保険料の一部を使ってこどもの幼児教育の費用を賄おうというものです。

これが実現すると、子供の幼児教育は実質無償化することが出来るという事です。その一方で、国民が負担する社会保険の料率が0.5%引きあがります。

率直に言って、個人的には、自民党が提案するこども保険は非常に筋が悪いと考えています。というか、そもそも、子供の教育費を国民全体で負担するという仕組みは、保険には該当しないんですよね。

保険というのは、皆でお金を出し合って、あらかじめ定めた事故(保険事故と言います)が起きた時に経済的に損害を負った人にお金が支払われる仕組みです。例えば、生命保険なら、定められた期間に誰かが無くなるという事故が起こると、亡くなった人の家族に保険金が支払われますよね。

つまり、保険料を払う人や家族は、何かの事故が起こると保険金を貰う可能性があるはずなのです。

ところが小泉氏らが主張するこども保険は、子供がいない人でも社会保険料を負担しないといけません。つまり、将来保険金を貰う可能性が全く無いのに保険料を払うことになるわけです。

はっきり言って、こんなものは保険でも何でもありません。仕組みとしては税金と言うべきでしょう。

社会全体が子供の教育を支えるという仕組みは、別に反対しないですけどね。保険でないものを保険と言うのは、ちょっといただけません。まだ「こども増税」と言った方が潔いのではないでしょうか。本来的には、財源は国債を充てる方が尚良いと思いますけどね。

まあ、とにかく酷いものです。

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