生命保険の保険料は男性の方が高いというイメージがあります。しかし、そのイメージは必ずしも正しくないようです。年金保険の場合だと、男性の方が保険料が高いというケースも十分に考えられるのです。
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男性の方が保険料が高いというイメージ
生命保険の保険料は男性の方が高いというイメージを持っている人が多いでしょう。もう少し正確に書くと、同じ年齢で同じ保険金額で比較した場合、男性の方が保険料が高くなるのが一般的であるという事ですね。
このイメージは、確かに正しいことが多いです。生命保険の主力商品である、定期保険や終身保険と言った死亡保険に関しては、確かに男性の方が保険料は高くなります。
ちなみに、死亡保険というのは、誰かが亡くなった場合に保険金が支払われる保険ですね。一般的な生命保険のイメージに近いのは、死亡保険でしょう。
死亡保険で男性の方が保険料が高いのは当たり前
死亡保険で男性の方が保険料が高いという傾向は、考えてみると当たり前の事です。
生命保険の死亡保険というのは、誰かが亡くなると保険金が支払われる保険です。ということは、より無くなる確率が高い方が保険料が高くなるはずですよね。
これは、期間が決まっている死亡保険である定期保険を考えるとよく分かるでしょう。例えば、保険期間10年の定期保険があったとします。同じ年齢の男性と女性がいたら、その期間に亡くなる確率は男性の方が若干高いはずですよね。
亡くなる確率が高いという事は、保険金を払う確率が高いという事です。そうであれば、女性よりも平均年齢が短い男性の保険料を高くしないと不公平ですよね。
ということで、公平性を考えたらこの保険料の差は当然の事なのです。
年金保険の場合は女性の方が保険料が高いことも多い
しかし、生存保険1 である年金保険に関しては、状況はぜんぜん違います。男性の方が保険料が安くなることの方が多いのです。
ちょっと意外に感じる人もいるかもしれませんね。
具体的に言うと、終身年金というタイプの年金保険では、一般的に男性の方が保険料が安いのです。その理由を知るために、終身年金がどんな保険なのか、簡単にみてみましょう。
終身年金とは
一言で言ってしまうと、終身保険というのは、被保険者が生きている限り年金が支払われる保険です。生きている限り年金が支払われると言うことは、当然長生きをした方がたくさんの保険金をもらえます。
逆に言うと、若いうちに亡くなってしまうと、ほとんど年金が受け取れない可能性もあります。
長生きな女性の方がたくさん年金を貰える
一般的に、男性よりも女性の方が長生きですよね。ということは、女性の方が受け取る年金の総額が大きくなる可能性が大きいわけです。
支払われるお金の総額が大きいので、その分だけ女性の方が支払う保険料も高めに設定しないと公平ではありません。ですから終身年金では、他の条件が同じなら女性の方が保険料は高くなるはずなのです。
これも、考えてみると、自然なことだと思います。
補足
あ、ちなみに、日本生命だと終身年金の事を長寿生存保険と呼んでいるそうですね。終身年金に興味があるなら、チェックしておいても良いでしょう。
有期年金でも同じような事が言える
また、有期年金の場合も同じ考え方で女性の方が保険料は高くなります。ただ、細かいところまで言及はしませんけどね。有期年金を扱っているようなところは、ほとんどないでしょうから。ネットで検索しても、商品としては全然出てきません。
- より正確には、生死混合保険というべきでしょうか。現在の民間の保険で純粋な死亡保険は存在しないでしょう。なぜなら年金保険にも、少額ながら死亡保険がついているからです。 [↩]
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