個人年金保険に若いうちに入る必要は無い| むしろ最悪の選択かも

生命保険のセールスは、独身の若い人に対して、個人年金保険を勧めることも多いようです。妻や子供がいないと死亡保険は勧めにくいですし、若い人だと医療保険にも関心は薄いでしょうからね。貯蓄性の高い年金は勧め易い商品なのでしょう。

また、若いうちから老後のことを意識して、貯蓄をするのは良い習慣のように思えます。ですから、若い人の中にも個人年金保険に入るのは良いことだと考える人も良いでしょう。少なくとも、一定の割合の人はそう考えていそうですよね。

でも、本当に個人年金保険に入るのは良いことなのでしょうか?しかも、20代のうちに、早くから老後の準備を始めるのが良いことなのでしょうか?

お金の使い道を固定してしまうので良い選択とは言えない

結論から書いてしまうと、若い人が個人年金保険を利用するのは良い選択とは思えません。もしかしたら、貯蓄型の商品としては、最悪の選択かもしれませんね。

個人年金保険が問題なのは、積み立てたお金を途中で使うのが難しいからです。お金の使い道が制限されてしまうのです。

具体的に考えてみましょう

例えばある男性が35歳の時点で住宅購入を考えていたとしましょう。この人は個人年金保険として200万円積み立てていたとします。

一般論としては、頭金は大きい方が良いと考えられています。なぜなら、住宅ローンの金利は、普通に資産運用する金利よりも高いからです。ローンは少しでも減らしておいた方が良いのです。

こんなケースでは、個人年金保険として積立をするよりも、ローンの返済を優先すべきなのです。また、頭金が足りないと、住宅購入自体が遅くなりますよね。ですから、個人年金保険を解約して200万円を頭金に充てるのが最善の選択と考えられます。

でも、個人年金保険の積立を始めていると、なかなかそうするのも難しいですよね。

まず、早い段階で個人年金保険の解約をすると元本割れする可能性が大きいです。元本割れしても早期解約した方が良いのですが、やっぱり元本割れするとなると心理的な抵抗があります。

そして、老後のための貯蓄をしているのに、それを途中で解約するのも抵抗があります。老後のお金を崩して使うと考えると、何となくいけないことをしている感じがしてしまうのです。全く合理的ではないのですけどね、何となく使い難いお金というのはあるものです。

柔軟なお金の使い方をするには、柔軟な使い方がしやすい形で運用すべきです。そう考えると、個人年金保険は良い選択とは言えません。少なくとも、20歳代30歳代で始めるのは特に良くないでしょう。

定額型の個人年金保険は特に悪い

個人年金保険でも、変額型の個人年金はまだ利用価値があります。基本的には投資信託のようなものなので、投資信託代わりに利用することも出来るのです。

また運用方法にもよりますが、インフレにも強いという特徴もあります。ですから、今のような金利が低い時期に利用を始めても、インフレに対応できます。

ですから、変額個人年金保険であれば、若い人が利用する可能性が無いわけではありません。すごくお勧めするわけではないですけどね。

しかし、定額型の個人年金の場合は、インフレが起こると全く対応できません。特に、金利が低い時期に契約するのは最悪と言えるでしょう。

ですから、定額型の個人年金保険は、さらに避けるべきだと考えて良いでしょう。

可能なら確定拠出年金を

もう一つ付け加えると、個人年金保険を利用するなら確定拠出年金を利用する方が良い選択肢かもしれません。

確定拠出年金は個人年金保険と類似の商品ですが、税制の優遇が受けられます。積立額や利用者の所得にもよりますが、通常は数万円単位の税制優遇が受けられるはずです。

残念なことに、確定拠出年金は誰もが利用可能な商品ではありません。制度的に制約があるのです。それでも、利用可能かどうか考えてみる価値はあるでしょう。

ちなみに、確定拠出年金を始めるならSBI証券を使うことをお勧めします。手数料が安い上に、取り扱うファンドンの種類が多いので、利用価値が高いはずです。

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