生命保険会社が販売する生命保険では、入院1日につき5,000円とか1万円の保険金が支払われます。以前は入院してから1週間程度は保険金が支払われないのが普通でしたが、最近は1日の入院でも保険金が支払われるものが多いです。
個人的に疑問に思うのが、医療保険は何故このような形になっているのかという点です。
率直に言って、現在の医療保険の形は使い勝手が非常に悪いと思われるのです。1日とか2日の入院に対しての保障なんて、絶対に必要なはずは無いんですよね。
自腹で払えるものに対して保険を利用するのは、手数料の分だけ割高ですから。
もっと言ってしまうと、1ヶ月やそこらの入院に保険が必要なのかという疑問もあります。日本の公的な健康保険制度は、非常にしっかりしたものです。ですから、このくらいの期間だったら、預貯金で十分対処できる家庭がほとんどのはずなのです。
長期の治療にのみ対応している医療保険が出来ないかなあ
医療保険が役に立つケースがあるとすれば、病気が長期化したようなケースでしょう。
公的な医療保険が優れているとは言え、さすがに長期になると負担は重くなります。働けない期間は傷病手当金と言うお金が公的な健康保険から支給されますが、全の給与と比べると若干少ない額ですからね。
超長期の場合は、医療保険的なものがあると助かります。
あとは、先進医療を受けた場合の医療費に対応する補償があれば十分でしょう。まあ、先進医療でも100万円を超えるような高額な治療はほとんどありません。ですから、必須とまでは言えませんけどね。
そうやって考えると、例えば30日以上の入院に対してのみ保険金が支払われるような保険が実用的です。それに先進医療の部分の実費負担があると望ましいかな。これに、ガンなどの長期の在宅医療に対応できる仕組みがあると完璧でしょう。
このくらいの保障なら保険料は大幅に安くなるでしょう。使い勝手はとても良いと思います。
まあ、こんな保険が商品化されることは無いのでしょうけどね。こんな仕組みでは、保険会社がぜんぜん儲かりませんから。それに、社会保障の知識が乏しい人には、この保障では不十分に感じられるでしょうから。
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