大人なら誰もが当然知っている言葉だけと、説明しろといわれると難しい言葉ってありますよね。「保険」もそんな言葉の一つなのかもしれません。
どうやって説明すると分かり易く伝わるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
保険の基本
先ず、保険という仕組みの重要な機能は、事故が起こるとお金がもらえるということです。これが一番大事な点ですよね。
万が一の時お金がもらえるので、万が一の時にも経済的に追い詰められることがありません。例えば、一家の稼ぎの中心である夫が突然亡くなっても、保険に入っていれば家族が路頭に迷わずに済むわけです。
「事故」という言葉には注意が必要
ところで、上で事故という言葉を使いましたが、この事故は私たちが日常的に使う「事故」とはちょっと違うんですけどね。
例えば、90歳のお爺ちゃんが病気で亡くなっても、普通は事故とは言いませんよね。でも、このお爺ちゃんが死亡保険に入っていれば、こういうケースでも事故と呼ぶのです。保険の世界では、保険金が支払われる条件になる出来事のことを事故と言います。
さらに極端なケースだと、ある人が65歳から支払われる個人年金に入っていたとしましょう。この場合、この人が65歳まで生きる事も、保険の世界では事故と言います。保険金の支払いの条件になるからです。
ちょっと特殊な使い方なので、注意が必要です。関連資料を読むときなどには知っておくべきです。
現金給付だけではない
もうひとつ付け加えると、「事故が起こるとお金がもらえる」というのも、実はちょっと正確性を書く言い方です。というのも。現物給付と言って、現金ではなくサービスが提供される場合や物がもらえる場合もあるからです。
例えば、自動車保険のオプションとして、ロードサービスがついている場合がありますよね。あれなんかは現物給付です。現金が受け取れるわけではなく、サービスが提供されるのです。
皆でお金を出し合うという点も重要
保険に関してもう一つ重要なのが、皆でお金を出し合うという点です。渡すお金がどこから来るかというのは、大事なポイントでしょう。
基本的な流れとしては、皆からお金を集め事故にあった人に渡すわけですね。現物給付の場合は、集めたお金が現物給付の原資になります。
まとめて見ましょう
ちなみに、「保険」という言葉は大辞泉では次のように定義されています。
ほ‐けん【保険】
火災・死亡など偶然に発生する事故によって生じる経済的不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、それを資金として事故に遭遇した者に一定金額を給付する制度。生命保険・損害保険など。「―を掛ける」「―に入る」
「一定金額を給付」という表現はちょっと気になりますね。上にも書きましたが、現物給付の可能性もあるからです。また、現金の給付の場合も一定金額であるかどうかは分かりませんし。
でも、その点を除けば、上で説明した点で問題無さそうですね。保険に関する基本的な理解としては、「みんなからお金を集め、事故にあった人に配る仕組み」で良いのではないかと思います。もう少し細かく書くと、上で説明したようなことが言えるわけです。
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