個人年金保険は被保険者が一定の年齢に達すると、年金の形で保険金が支払われる保険です。保険会社に積み立てた保険料が、将来分割で戻ってくるというようなイメージでとらえておくと良いでしょう。
保険料の支払いは積立で行う場合が多いのですが、一括で支払う事が出来る場合もあります。退職金として支払われたお金の運用目的で、一括で保険料を支払ってしまうような人もいるようです。
積立で保険料を納めた場合、お金の流れは次のようなイメージになります。仮に、月々の積立額を2万円とし、65歳から毎年70万円の年金を受け取るというケースを想定してみました。
・ 月々2万円の保険料を65歳まで納める(銀行から自動引き落し)
・ 65歳以降は10年間にわたり、毎年70万円が受け取れる
・ 保険料の積み立て期間に死亡した場合は、払い込んだ額相当の死亡保険金が受け取れる
細かい部分はケース・バイ・ケースですが、大体こんなイメージです。
年金を受け取る期間は色々と選ぶことが出来る
個人年金保険の場合、いつまで年金を受け取れるかは、様々な選択肢があります。このあたりに保険としての特徴が出ていると思うので、簡単に紹介しましょう。
まず、例として上に書いたように、10年なら10年と期間を固定して、年金が支払われるという支払方法があります。被保険者の生死に関わらず毎年一定額が支払われるわけです。
おそらく、このケースがもっとも一般的でしょう。こういう支払い方法をとる場合、特に確定年金といいます。
同じように10年なら10年と期間を固定する支払い方法でも、有期年金という確定年金とは少し違ったタイプの年金もあります。有期年金の場合、年金の支払い期間中に被保険者が死亡した場合は、以降の年金が支払われなくなります。
例えば、年金の支払い期間が65歳から10年だったとしましょう。被保険者がずっと生存していれば、10年間年金は支払われ続けます。しかし、例えば、71歳で亡くなった場合は、以降の年金が支払われなくなるのです。
さらには、もう一つ年金支払いのパターンがあります。終身年金というのですが、年金支払いの期間の定めがない年金です。つまり、被保険者が生きている限り毎年年金が支払われるのです。
このように、個人年金保険の年金の受け取り期間には、様々な選択肢があります。
どの受け取り方が得というわけではない
ちなみに、どの受け取り方を選ぶかで、確率論からすると損得は無いように設計されています。
例えば、有期保険と確定保険を比べると、確実に10年分もらえる確定保険の方が得なようにも感じます。しかし、実際はそんなことも無いのです。なぜなら、年金額が同じなら、確定保険の方が有期年金に比べ保険料が高くなっているのです。
ですから、損得で考えるのではなく、自分のスタイルに一番あった形のものを選ぶ方が良いでしょう。
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