誰かの死亡に備える生命保険

生命保険には大きく分けて2つのタイプがあります。
具体的には、次の2つです。

・ 誰かの死亡に備えるための保険
・ 誰かが一定の年齢まで生きる事に備えるための保険

ちなみに、前者の「誰かの死亡に備えるための保険」は専門用語で死亡保険と呼ばれます。
誰かが死亡したら保険金がもらえるという事で死亡保険というのです。

さて、この死亡保険にはどんなものがあるのでしょうか?
代表的な保険を簡単に見ていきましょう。

まずは定期保険と終身保険について理解しよう

「誰かの死亡に備えるための保険」はさらに大きく2つに分けられます。
「定期保険」と「終身保険」の2つです。

これ以外にも色々な種類の死亡保険が存在します。
しかしそれらの保険も、この2つの保険のバリエーションです。

ですから、まずはこの2つを押さえておくことが肝心です。

定期保険とは

定期保険というのは、掛捨てタイプの死亡保険です。
契約期間の間に被保険者が死亡すると、一定の保険金が支払われます。

ちなみに被保険者というのは、保険の対象になる人のことをいいます。
Aさんが死亡すると保険金が支払われる場合、Aさんを被保険者というわけです。

さて定期保険では、契約期間内に被保険者が死亡しなかった場合はどうなるのでしょうか。
残念ながら、この場合は契約期間終了後には1円も戻ってきません。

このように定期保険の保障は、非常に限定されたものといえます。

その一方で定期保険には、保険金に対して保険料が安いという特徴もあります。
保障が手厚くない分、保険金も安いわけです。

ですから、数千万円台の高額な保険金が必要な場合は、定期保険を中心に考えるのが一般的です。
被保険者の年齢にも寄りますが、月々数千円から数万円程度の負担で高額な死亡保険金の保険に入れるわけです。

終身保険とは

終身保険というのは、解約しない限り一生涯保障が続く死亡保険です。
契約の1年後に亡くなっても、90歳になってから亡くなっても、同額の保険金が支払われます。

また終身保険の特徴に、解約返戻金が多いという特徴もあります。
解約返戻金というのは、解約したときに戻ってくるお金のことですね。

一般にある程度長い期間経ってから解約した場合、支払った保険料よりも解約返戻金の方が大きくなります。
つまり、利殖目的でも利用できなくはないわけです。

以上のように終身保険というのは、定期保険に比べて保障が手厚いという特徴があります。
しかし保障が手厚い分、保険金に対する保険料が高くなります。

ですから、終身保険だけで数千万円単位の死亡保険を用意する事は、一般の家庭では不可能です。
余程収入がある人を除いては、保険料が高くて負担しきれないのです。

終身保険を使うとしても、定期保険と組み合わせるなどの方法を取る事になるでしょう。

定期保険と終身保険以外の死亡保険

上にも書いたように、この2つ以外にも死亡保険は存在します。
しかしそれらの保険は、この2つの保険のバリエーションに過ぎません。

例えば、大手の生保会社の主力商品に定期付終身保険という保険があります。
これは、終身保険を主契約とし、特約として定期保険がついた保険です。

要するに、2つを組み合わせた保険ですね。

また、逓減定期保険という保険もあります。
これは定期保険の一種なのですが、時間が経つにしたがって死亡保険金が小さくなっていく保険です。

死亡保険金が徐々に減っていく点を除けば、定期保険と大きな違いはありません。

このほかにも、定期保険と終身保険のバリエーションとして、様々な死亡保険が存在します。

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