生命保険には2つの買い方があります。
1つは一つ一つの保障をバラバラに買う方法です。
定期保険、終身保険、医療保険などを、必要に応じて個別に契約します。
もう一つは、一つの保険に色々なオプションをつけていく方法です。
正確に言うと、色々な特約をつけた大きな保険を契約するという方法ですね。
例えば、終身保険に定期保険と医療保険の特約をつけたりします。
保険はバラバラで買うべし
色々セットになった大きな保険を買っても、一つ一つ保険を買っても、得られる保障としては差がありません。
その意味では、どちらで買ってもいいのかもしれません。
しかし細かく検証してみると、色々な特約をつけて一つの保険にまとめる事はデメリットが大きいように思えます。
具体的にどんな問題点があるのでしょうか?
セットになっていると解約したいときに解約できない
色々な特約がついた生命保険を利用することの最大のデメリットは、保険を解約しにくいという点でしょう。
主契約が終身保険で特約に医療保障がついている保険に入っていたとします。
本来、終身保険は貯蓄性の高い保険ですから、急に現金が必要になったときに解約して現金化しやすい保険です。
しかし、医療保障を特約につけていることで、解約がしにくくなってしまうのです。
なぜなら、終身保険を解約してしまうと、特約である医療保障までなくなってしまうからです。
このように、特約を色々つけてしまうと、解約したいケースでも解約しにくくなってしまうのです。
ようするに、特約をつけることで、主契約のメリットを消してしまう事になるわけですね。
セットにしてしまうと適正価格が分かりにくくなる
実は、保険のまとめ買いは違う理由でもすすめられません。
まとめ買いをしてしまうと他の保険との価格の比較が難しくなるのです。
特約のついた場合の保険料しか知らないと、外資系などの安い保険との比較ができませんからね。
他の保険と比較ができないということは、自分が入っている保険の価格が適正なのかどうか分からなくなります。
これはあまりいいこととは言えないでしょう。
一般的に、特約がたくさん付く保険は、大手の生保会社が扱っている事が多いです。
大手の生保が特約のたくさんついた大きな保険にしたがる理由は、保険料の高さをごまかすためだという人すらいます。
自分達の保険料の高さを隠す為に、比較がしにくくなるように一つの保険にまとめるのだという言うのです。
本当か嘘かは分かりませんが、確かに大手生保の保険料は高いといわれています。
不要な保障をたくさんつける可能性が高い
特約を増やしていくタイプの保険を利用していると、必要性の小さい細かい特約をたくさん付けたくなる人がいるようです。
本人は、あれもあったほうが良いこれもあったほうが良いと考えてしまうのでしょう。
当然ですが、特約をたくさんつければ、保険料は上がります。
これも、一つの契約でまとめない事をおすすめする理由の一つです。
生命保険は数十年にわたる長期契約です。
月々の負担はわずかでも、全期間を通して考えると、想像以上に大きい負担になる事もあります。
例えばある特約を月1,000円の負担で付けられるとしましょう。
月1,000円程度ならと思い、特約をつけてしまう人も少なくないでしょう。
しかし、生涯にわたっての保険料として考えると、この負担はばかになりません。
例えば、保険料を30年払うとしたら、トータルで36万円もの負担になるのです。
もちろん、必要な保険をつけるのはかまいません。
でも、大して必要でもない保障に36万円も払うのは馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
以上のような理由から、保険はばら売りのものを利用することをおすすめします。
「主契約+特約」の形で大きな保険に入るのはダメ!
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