保険会社にとって儲かる保険はどれだろうと言うのは、興味深い問題です。一つ言えるのは、自動車保険はあまり儲からない保険だということでしょう。「損保会社は黒字でも自動車保険は赤字」と言うような記事は何度も目にしています。
一方で、生命保険は基本的に保険会社が儲けやすい保険のようです。でも、保険会社が儲かるということは、手数料が高いって事ですよね。それって、私達には不利なのでは…
J-CASTニュースの記事に興味深い記述が載っていたので、ちょっとご紹介します。具体的には「自動車保険はもう『お荷物』だ 損保大手は海外展開を加速中」と言う記事です。自動車保険は儲かりにくいので、損保会社は海外を目指しているという事実を紹介しています。
まあ、記事のメインテーマ自体は、特に新しいものではありません。ただ、この記事次の部分はちょっと興味深いと思いました。
こうした「構造問題」の証拠として指摘されるのが、規制緩和で「生損保の相互参入」が認められて誕生した損保系生保と生保系損保の状況。損保系生保が医療保険などでよく稼ぎ、グループの収益を支えているのに対し、生保系損保はうまくいかず大半が撤退してしまった。「事故対応で手間がかかる割に実入りが少ない」(大手生保幹部)という。
この記事を読むと分かるように、生保業界に参入した損保会社は上手くいっているようです。逆に、損保業界に参入した生保会社は、儲からなかったともいっています。そして、儲からない理由が「手間がかかる割に実入りが少ない」ということですね。1
これは、言い方を買えると、生命保険は異業種から参入しても簡単に儲かるということですよね。それだけ手数料が高く設定でき、保険会社にしたらおいしい商売と言うことです。
もちろん保険というのは、手数料の高さだけで決めるものではありません。多少手数料が高くても、必要な保険なら入らないといけないでしょう。
ただ客観的な事実として、知っておいて損はない事実ですよね。本当に手数料が高いのなら、避けられる限りは避けた方が良いという判断になりますから。
- そう言えば、生保会社には損保系と呼ばれる会社がいくつかあります。ソニー生命などは代表的ですね。安い保険料で大手生保のシェアを奪っているようです。でも生保系と呼ばれる損保会社は聞いたことがありません。確かに、損保会社にとって生保業界は参入しやすかったのでしょう。 [↩]
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