終身保険の月払いや年払いの保険料は、生命保険料控除という所得控除の対象になります。年末調整や確定申告をすることで、所得税の金額が小さくなるのです。
それでは、一時払の終身保険の保険料は、同じく生命保険料控除の対象になるのでしょうか。ちなみに、一時払というのは、契約時に保険料を全額払い込んでしまうことを言います。
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控除の対象にはなるが
保険料を一時払いした場合でも、生命保険料控除は使うことができます。ただし、控除の対象になるのは、最初の1年だけです。
しかも、生命保険料控除には上限があります。具体的に書くと、年間8万円分の支払保険料までが控除され、控除額の上限は年4万円です。つまり、一時払だと最大でも4万円の控除しかないのです。
一方、月払いや年払いにした場合は、毎年所得控除の対象になるわけです。払い込み期間が20年として毎年4万円の控除が受けられるとすると、一時払の保険料にするよりも、20倍もお得ということになります。
ですから、単純に控除という点だけを考えると、月払いや年払いにしたほうが賢いといえるでしょう。
保険料は一時払のほうが安い
とはいえ、保険料を一時払にすることで、払い込む保険料は大幅に安くなります。ですから、控除を含めて考えても、一時払のほうが有利なケースが多いのだとは思います。
何にしても大事なのは、一時払いと月払いの特徴を理解した上で検討をすることです。そうしないいと、正しい判断が出来るはずはありません。保険料が安い一時払と、控除によるメリットがある月払いと年払いということですね。
また、控除額だけでは節税効果がどれだけあるかはわかりません。実際の年収とあわせて考える必要があります。所得税の場合は、年収が大きければ大きいほど節税効果も大きいですからね。
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