読売新聞の記事によると、「民間の『年金保険』や『介護保険』に加入する女性が増えているのだそうです。年齢で言うと30歳代から40歳代の契約が多いのだとか。
具体的には次の記事です。
女性が保険加入の主役へ…晩婚化「将来に不安」(読売新聞)2014年8月18日(
生保会社の戦略なのでしょうね
記事にもありますが、以前は生命保険と言うと、男性を被保険者としたものが多かったです。しかも、死亡保険が中心でした。要するに夫が亡くなると保険金が支払われると言うタイプの保険ですね。
ですから、契約の傾向に変化が見られるということのようです。
この明らかな傾向の変化は、生保会社の営業方針転換の影響が大きいのでしょうね。男性の死亡保険の契約が頭打ちなのは明らかですから、違う分野の保険を売ろうとしているわけです。
まあ、彼らも商売ですから、そうするのは理解できなくありません。従業員を養わないといけませんし、立派な本社ビルを維持するにもお金は必要ですから。
ちなみに、記事にはでていませんが、貯蓄型の保険である、養老保険の契約なども増えているようです。これも死亡保障中心の契約からの脱却を図っているのでしょう。
お金の使い道は自由なので無理にやめろとは言いませんが…
さて、30歳代40歳代の女性が「年金保険」や「介護保険」に入るのは正しい選択なのでしょうか?率直に言って、スジが悪い商品を選んでいるなあというのが私の実感です。
記事の中で年金保険といっているのは、おそらく定額型の年金保険がほとんどでしょう。これだけ市場金利が低い時期に、定額型の保険を選ぶのは普通は避けておくべき選択です。
しかも現政権がインフレ政策を採ることを公言してるわけです。どう考えてもいいことはありません。
年金保険なんて選ぶなら、節税効果が大きい確定拠出年金の利用が出来ないか、検討してみるのが先でしょう。それが無理なら、物価連動国債など優れた商品もあります。
介護保険に関しては、さらによくない選択のように感じます。なぜかと言うと、介護保険の手数料は、保険料の半分近くである可能性もあるからです。手数料の割合は、保険会社によって違いますし、年齢によっても違いますけどね。
保険で準備をするくらいなら、預貯金として貯めておくほうが賢い選択と言えるでしょう。
もちろん、お金をどう使うかは本人の問題です。ですから、どんな保険に入ったっていいとは思いますけどね。それに、何も準備をしない人に比べれば、賢い選択をしているのかもしれませんし。
でも、「もったいないなあ」というという感じはぬぐえません。保険の契約をするまえに、ちょっとわかっている人に相談してみるほうがいいと思うのですけど。
まあ、お金のことは相談しにくいですからね。
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タグ: 確定拠出年金