予定利率というのは、「生命保険の契約者に対して約束する運用利回りのこと(ウィキペディアより)」を言います。契約者から預かった保険料をこの利率で運用しますと約束するわけですね。
この利率は、契約時点で決まります。そして、その後契約が終了するまで変わることはありません。ですから、予定利率が高いときに契約すると、保険の契約者にとって有利です。逆に、予定利率が低いときに契約すると、契約者にとって不利ということになります。
予定利率が高い時期に契約すると、これは保険会社にとってのリスクになります。なぜかと言うと、予定利率を高く設定してしまうと、保険会社はそれを上回る利率で運用しないと損をしてしまうのです。
実際、バブル期には市場金利が上昇し、予定利率もとても高いものになりました。その後に市場金利が下がり、また株価も急落し、保険会社は非常に苦労しました。行き詰まって倒産した保険会社もありましたね。「逆ざや問題」として、新聞やテレビでもさかんに取り上げられました。
標準利率とは
保険会社は予定利率を好き勝手に決めているわけではありません。実は、金融庁が標準利率という利率を発表し、それを参考に予定利率は決められています。これを書いている時点の標準利率は1.0%です。
実はこの数字は、以前と比べてずいぶん低くなっています。例えば2000年ごろには、標準利率は2.0%でした。それ以前にはもっと高かったのです。
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