個人年金保険は、一定の年齢に達したら年金として保険金を受け取るという保険です。
国の年金では足りない部分を、補うために利用される保険です。
今回は、この年金をいつまで受け取れるかについて見てみましょう。
実は、年金をいつまで受け取れるかには、様々なバリエーションがあるのです。
ところで、年金をいつまで受け取れるかは、老後の人生設計において大事なポイントですよね。
でも意外と、いつまで受け取れるかを意識していない人も多いようです。
引退の迎える直前になって、考え始める人が多いようですね。
個人年金保険に入った段階で、安心してしまうのでしょうか?
個人年金保険の保険金の受け取りは主に3タイプ
年金をいつまで受け取れるかは、大きく分けて3つのタイプに分ける事ができます。
・ 確定年金
・ 終身年金
一つずつ、特徴を見てみましょう。
● 有期年金
有期年金というのは、受け取り期間が決まった年金です。
5年有期年金なら、一定の年齢に達してから5年間は年金を受け取れます。
ただ、被保険者が生存している事が受給の条件と成ります。
5年の期間の途中、例えば2年目とか3年目とかに亡くなった場合は、以降の年金は受け取れません。
という事は、途中で亡くなった場合は、支払った保険料に対して受け取る保険金の額がかなり小さくなる可能性があります。
● 確定年金
確定年金というのは、有期年金と同様、受け取り期間が決まった年金です。
5年有期年金なら、一定の年齢に達してから5年間は年金を受け取れます。
確定年金が有期年金と大きく違うのは、被保険者が死亡しても年金は受給できるという点です。
有期年金のように支払った保険料に対して受け取る年金が大幅に少なくなるようなケースはないわけです。
● 終身年金
終身年金というのは、被保険者が亡くなるまで年金が受け取れる年金保険です。
ということは、長生きすればするほど得だということになります。
1年分しかもらえない人もいれば、30年分40年分と受給できる人もいます。
人によって最終的な受給額が大きく違う年金だと言っていいでしょう。
これらを組みあわせたタイプの個人年金保険も
個人年金保険の受給方法には、上に挙げた3つの他にも様々なタイプが存在します。
しかし、基本はこの3つなので、まずはこの3つをしっかり理解しておきましょう。
ちなみに、どんな受給方法があるかというと、最低保証期間が付いた終身年金などが存在します。
例えば、被保険者の生死に関係なく受給開始から当初10年は年金が支払われる、といった感じの保証期間が付いてるのです。
受給開始から10年以内に被保険者が亡くなった場合は、10年で受給が終わります。
しかし、その後長生きをすれば、生きている限り年金が支払われます。
このように、非常に手厚い年金保険と言っても良いでしょう。
もちろん、保障が手厚い分、支払う保険料が高くなりますけどね。
ちょっと余談ですが、こういった保証期間を付けた支払い方は合理的なのでしょうか?
個人的には、少し理解に苦しみます。
というのも、老後の年金って死んだ後は必要がないお金ですよね。
そうであれば、保険料を高くして保険期間を付ける必然性って何だろうと思うのです。
どうせなら同じ保険料で年金額を大きくした方が、理にかなっていると思うのですけど。
どうも、合理性以外の人間の心理が影響していそうな気がします。
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