生命保険や医療保険は一般の人にとっては難しい商品です。保険自体の難しさもあるのですが、それ以外の要素が複雑なのです。保険以外の難しさとは、一体何なのでしょうか。
社会保険の理解が必要
生命保険や医療保険というのは、社会保険では不足する部分を補うと言うのが基本コンセプトです。社会保険というのは、国民年金、厚生年金、国民健康保険、健康保険などの総称です。労働保険である労災保険や雇用保険も含めることもあります。
これらの社会保険のことがわかっていないと、生命保険を正しく選ぶことは出来ません。でも、社会保険は非常に複雑ですから、ある程度専門的に勉強しないと理解することができません。
ということは、かなり気合を入れて勉強しないと、正しい生命保険を選ぶことは出来ないのです。
会社員は企業年金などの知識も必要
会社員の場合は、企業年金や退職金に対する知識も必要です。こうした知識が無いと、老後の年金対策をどうしたら良いのかわからないからです。
保険で準備をするなら、個人年金保険の契約を考えないといけません。でも、企業年金がわからないと、保障をどうするかが決められないのです。
でも、企業年金の知識は、社会保険以上になじみが無いものですよね。ですから、これらの知識を身に付けるのは一苦労でしょう。
以上のように考えると、生命保険を自分の力だけで正しく選ぶのは、一般の人にはほとんど不可能なのです。
専門家は頼りになるのか
自分で生命保険を選ぶのが難しいのなら、専門家に頼るのが良いのでしょうか。保険を選ぶとなると、頼れる専門家はファイナンシャル・プランナーということになるでしょうか。
確かに、自分ひとりで選ぶのに比べれば、ファイナンシャル・プランナーを頼るのは良い選択かもしれません。お金をかけたくなければ、保険の代理店がファイナンシャル・プランナーによる無料相談サービスを行っている場合もあります。
でも、ファイナンシャル・プランナーと呼ばれる人たちも、完全に頼れるというわけでもありません。保険によほど詳しい人を除いては、社会保険について詳しい人は多くありません。企業年金や退職金に関しては、ほとんど期待できないはずです。企業年金や退職金の仕組は企業ごとに異なるので、専門家でも特に難しいという事情もあります。
また、無料相談は基本的に営業なので、必要以上に手厚い保障を提案される可能性もあります。
結局どうしたら良いのでしょう?
こうやって考えてみると、生命保険を選ぶのって本当に難しいんですよね。自分で選ぶのはかなりハードルが高いですし、専門家もいまひとつ信頼ができません。はっきり言って、お手上げですよね。
とりあえず、生命保険の必要性は、世間で思われている程大きくないことは知っておくべきでしょう。生命保険会社の営業は商売なので、必要以上に保障が必要だと言ってくるのです。
最低限の保障という意味では、子供一人につき1,000万円あれば何とかなると思っておけば良いのでは無いでしょうか。医療保険は基本的には不要です。
この程度の保険を最初に契約しておいて、後から勉強して必要があれば足していけば良いのでは無いでしょうか。最初にたくさんの保障を付けてしまうより、この方が合理的な気がします。
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