若い人が個人年金保険(特に固定)に入るなんてナンセンス

個人年金保険は老後の生活費を準備する保険の一つです。
一定の年齢が来たら、年金の形で保険金が支払われます。

この保険は、昔から人気がある保険商品の一つと言って良いでしょう。
そして若い人の中にも、この保険を利用する人が少なからずいるようです。

若い頃から将来のことを考え、貯蓄するのは立派な事だと思います。
しかし、貯蓄する方法として個人年金保険を使うのは、賢い選択なのでしょうか?

個人的には、というか金融の視点から見てみると、これは全く合理性を書いた選択に思えます。
特に、従来からある固定金利の個人年金保険を利用するのは最悪の選択と言って良いでしょう。

若い人で固定個人年金保険を使っている人は、すぐにでも解約した方がいいかもしれません。
そして、違う投資商品に乗りかえましょう。

お金の使い道を固定してしまうのは愚行

金利固定型の個人年金保険が若い人に向かない理由は、2つあります。

一つは、若いうちのこの商品を利用すると、お金の使い方を限定してしまうというデメリットがあるからです。
例えば、30歳で保険料の支払を開始し、60歳で年金の受け取りを開始するという契約をしたとしましょう。

このケースでは、30年後にお金を使う為に保険料を支払う事になります。
こんなふうにお金の使い方を限定するって、ちょっと馬鹿馬鹿しい事だと思いませんか?

30年という長い期間を考えると、他の目的でお金を使いたい事もあるでしょう。

例えば、住宅を買いたければローンの頭金にしたいかもしれません。
あるいは住宅ローンを組んだのだったら、年金の積み立てをするよりも返済にまわしたほうが有利です。

お金の使い道を固定してしまうと、住宅関連に限らず、有利な選択が出来なくしているわけです。
正直に言って、馬鹿馬鹿しい事だと思います。

この商品に限らず、お金の使い道を縛ってしまうのはあまりいい選択ではありません。
個人年金保険の場合は数十年単位で使い道が縛られる分けですから、最悪と言って良いでしょう。

インフレになったときに対応しにくい

固定個人年金保険をおすすめしない二つ目の理由として、固定金利の商品であるという点が挙げられます。

固定金利というのは、一旦契約してしまうと、市場動向などにかかわらず金利が代わらないといことですね。
ということは、将来インフレがあって市場金利が上がっても、古い契約の金利が適用され続けるという事です。

金利が高い時期の契約なら、固定金利の契約も理解できなくはありません。
市場金利が下がり、むしろ有利になる事だってあります。

しかし、金利が低い今のようなご時勢に、こういった契約をするのは賢い選択とは言えないのです。

しかも上にも書いたように、個人年金保険は数十年単位の超長期の契約です。
ずっと低い金利で損をし続けるのでしょうか。

厳しい言い方ですが、金融を知らない素人が、鴨にされているようにしか思えません。

もう少し具体的に書きましょう。

現在の契約で金利が1%だったとして、将来インフレ率が2%前後で推移したとします。
この場合、この個人年金の価値は、年1%の割合で減少していく事になるのです。

数十年間毎年1%ずつ価値を落としていくわけですから、長期的に見ればかなりの損ですよね。
こういうことも起こりうるという事実を見逃してはいけません。

最近は大きな物価上昇が起こっていませんから、こういうリスクを深刻に受け止めない人も多いかもしれません。
しかし繰り返しますが、数十年単位の契約ですから、契約期間中に物価の上昇がある可能性も小さくないのです。

実際、過去を振り返ると、2%程度の物価上昇なんて珍しい話でもなんでもありません。
また、他国では2%や3%のインフレは今でも普通に起こっています(例えば、次のページ)。

ですから、インフレの可能性を念頭に置き、いざというときに対処可能な商品を選ぶべきでしょう。
その意味では、固定個人年金保険は最悪です。

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