前のページで見たように、払済保険という仕組みを使うと、保険料の支払が厳しくなっても保険の契約を維持することが出来ます。今後の保険料を払うことなく同じ期間の保障が得られるのです。保障自体は小さくなりますけどね。
そして、このページで紹介する延長保険も、保険料の支払が厳しくなった人が保険を続けるための仕組みです。払済保険と類似の部分もありますが、かなり異なる部分もあります。具体的にどんな仕組みなのか、確認してみましょう。
延長保険とは
延長保険と言うのは、今までの保険を一旦解約し、その解約返戻金を使って一時払の新しい定期保険に入りなおす仕組みだと考えるとわかりやすいでしょう。ちなみに、この定期保険の保険金は、解約した保険の保険金と同じ額です。解約返戻金を使って新しい保険に入りなおすという考え方は、払済保険に近いものだと考えられます。
ちなみに、定期保険は掛け捨て保険なので、保険事故(被保険者の死亡など)がなければ最終的に残るものは何もありません。また、一般的には、保険期間は解約した保険よりも短くなることが多いでしょう。
ちなみに、古い保険についていた特約は、すべて無くなります。ですから、特約に大事な保障がある人は、使いづらい方法であると言えます。これは払済保険と共通する点ですね。
以上の点を整理すると、延長保険の特徴は次のようになります。
- 保険期間:一般的には短くなる
- 保険金:以前と同じ額の死亡保険金がある
- 保険料:解約返戻金を使って一時払するために、以降の保険料の払い込みは不要
- 特約:特約部分に関しては引き継がれない
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