定額個人年金保険でを選ぶメリットって何だろう?【やっぱり不思議】

日本では、個人年金保険でお金を貯める人も多いです。生命保険の動向(2016年版)によると、平成27年の個人年金保険の新規契約者は、152万件もあったのだとか。

要するに、1年間に国民の1%以上が新たに契約をしたという事です。しかも、個人年金保険は個人の保険の中では保険料が大きいですからね。生命保険会社にとっては、かなり大きな契約と言って良いでしょう。

また、平成27年の新規契約高は 8兆3262億円という事です。152万件で割ると、1件当たり547万7763円となります。要するに、1件当たり約550万円を貯蓄するという、割と大きな貯蓄商品という事が分かります。

ちなみに、個人年金保険には「定額」タイプと「変額」タイプがあります。日本では「定額」を選ぶ人が圧倒的に多いようです。個人年金保険でいうと、152万件のうち「定額」は129万件で「変額」は22万件しかありません。

低金利の時には、明らかに定額個人年金保険は不利です。というのも、定額個人年金保険というのは、一度契約したら最後まで契約時の金利が適用されるからです。

しかも、一般的に、市場金利が低い時には株価というのは上昇するものです。ですから、株式を中心に運用する変額個人年金保険は特に有利なはずなのです。

ですから、圧倒的に定額が多いのは不思議と言わざるを得ません。つまり、金融の常識で考えれば、正反対の結果でも良いはずなんですけどね。

もっとも、定額129万件に対して変額22万件でも、変額を選ぶ人は増えているのですけどね。でも、微増という感じです。日本人のリスク嫌いに関しては、金融の理屈では説明できないレベルですね。

個人年金保険の市場規模としては横ばい

年間152万件の新規契約がある個人年金保険ですが、満期や解約も同じくらいあるようです。市場規模としては大きくなっていません。

例えば、個人年金保険の保有契約件数は平成23年から27年で次のように推移しています。

  • 平成23年:1,975万件
  • 平成24年:2,042万件
  • 平成25年:2,047万件
  • 平成26年:2,050万件
  • 平成27年:2,075万件

平成23年から24年で73万件増えていますが、それ以降は大きな変動は無いのが分かります。

同じ期間で保有契約の契約高で見た場合は次のような感じです。

  • 平成23年:989,154億円
  • 平成24年:1,035,181億円
  • 平成25年:1,037,886億円
  • 平成26年:1,041,311億円
  • 平成27年:1,035,951億円

金額ベースでも、同じく、平成24年以降は横ばいが続いているという感じですね。

個人的には個人年金保険が売れる理由が分かりません

このように、一定の人気を維持している個人年金保険ですが、私個人としてはこの保険が人気がある理由が分かりません。というのも、手数料が高いので、どう考えても不利な商品だからです。

積立の場合は保険料の控除が毎年使えるので、一定のメリットがあるのは事実です。でも、そのメリットも、それほど大きいとは思えないんですよね。同じ老後のための貯蓄なら、確定拠出年金の方が遥かに有利です。

また、手数料を考えると、個人年金保険よりも投資信託の積立を利用する方が有利な事が多いでしょう。これは、税制上の優遇措置を考慮してもです。

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