最近は銀行の外貨建て終身保険の取り扱いが増えているようです。具体的にどんな保険が取り扱われているのか、みずほ銀行を例にチェックしてみました。すると、予想以上の保険の取り扱いがあることが分かりました。
銀行の外貨建て終身保険の取り扱いが増えているらしい
最近は銀行が、外貨建ての保険に力をいれているという事です。実際のところどんなものかと思い、みずほ銀行のサイトをチェックしてみました。具体的には、「外貨建ての保険という事なら貯蓄性の高い保険だろう」という事で、終身保険の商品一覧をチェックしました。
すると、外貨建て終身保険のオンパレードで、驚いてしまいました。ということで、このページでは、みずほ銀行が取り扱う一時払い終身保険について、一緒にチェックしてみましょう。
外貨建ての保険が本当に多い
まず、みずほ銀行が扱う終身保険の、全体的な特徴から。
みずほ銀行としては、一時払い終身保険の扱いしかないようです。一時払いというのは、要するに、一番最初に一括で保険料を払ってしまうという事です。毎月積み立てるタイプの月払いの保険は全く扱っていないようですね。
終身保険のページを見て、まず驚いたのは、みずほ銀行が扱う一時払い終身保険は17本もあるという事です。まあ、プランが違うものは別の保険とカウントしている場合もありますけどね。
また、募集を休止している保険も4本あります。まあ、この4本を引いても13本の終身保険を扱っているという事ですけど。
終身保険ばかり、そんなに何本も必要なのかと思ってしまいました。終身保険なんて、どれも大差がないはずなんですけどね。変額保険の終身型だと、数をそろえる価値もありますが。
ちなみに、保険の多くは外貨建ての保険です。と言っても、扱っている通貨は米ドルや豪ドルなど共通していので、やっぱり13本も必要なのかは疑問です。
一本ずつ見ていきましょう
それでは、みずほ銀行が扱う終身保険(2017年12月時点)を、一本ずつ見ていきましょう。
- 第一フロンティア生命「プレミアセレクトM2・終身(外貨建)」
米ドル、豪ドル、円で選択ができます。定額部分と変額部分に分けて運用されるようです。変額部分があるということは、変額終身保険と考えて良さそうですね。
- 第一フロンティア生命「プレミアレシーブM(外貨建)」
米ドル、ユーロ、豪ドル、円で選択できる終身保険のようですね。
- 第一フロンティア生命「新プレミアギフトM-積立利率変動型終身保険(17)(通貨指定型)-」
米ドル・豪ドル、円から選択可能な終身保険です。健康告知なしで90歳まで加入できるようです。
- 日本生命「ステップドリームワールド」
米ドル、ユーロ、豪ドルで選択ができる外貨建の終身保険です。健康告知が要りません。
- 三井住友海上プライマリー生命「通貨選択型特別終身保険 想いの架け橋」
円・米ドル・豪ドルで選択ができる外貨建の終身保険です。円で金額指定をして生前給付ができるようですね。ま、要するに、一部を生前に自動的に解約するという事です。
- 三井住友海上プライマリー生命「通貨選択利率更改型終身保険(円建終身移行特約付) しあわせの架け橋」
米ドル・豪ドル・ユーロで選択ができる外貨建の終身保険です。「円建て資産自動確保」機能というのがついているらしいのですが、要するに外貨建ての終身保険です。
- 三井住友海上プライマリー生命「通貨選択利率更改型終身保険(円建終身移行特約付) しあわせの架け橋(ニュージーランドドル)」
「しあわせの架け橋」のニュージーランドドル版です。
- 三井住友海上プライマリー生命「通貨選択利率更改型終身保険(円建終身移行特約付) しあわせの架け橋(定期支払プラン)」
「しあわせの架け橋」のマイナーチェンジです。
- メットライフ生命保険株式会社「一時払終身保険 サジタリウス」
豪ドルか米ドルで選択ができる終身保険。変額部分がある終身保険です。
- メットライフ生命保険株式会社「一時払終身保険 アリエスⅡ」
豪ドルか米でドルで選択ができる終身保険です。
- 明治安田生命「外貨建・エブリバディプラス」
豪ドルか米でドルで選択ができる終身保険です。上の保険と全く説明が同じですが、ミスではありません。会社が違うだけで、同じような保険なのです。
こりゃ酷いわ
これを書いている現在で募集している外貨建ての終身保険は、大体以上かな。どれもこれも似たような保険ばかりで、後半の方はうんざりしてしまいました。たいしたことをしていないのに、非常に疲れています。
さて、一応、解説っぽい事を書いておきましょう。外貨建ての定額の終身保険と変額の終身保険があるようですね。あ、定額と言っても、外貨で見て定額という事です。日本円で見ればきっちり変額終身保険ですので誤解無きよう。
一部の噂で、銀行が扱う外貨建ての終身保険が酷いという話を聞いていました。
確かに、ここまでたくさんの種類を扱っているということは、銀行としても相当儲かる商品なのでしょうね。そうでないと、ここまで力をいれいる理由がありませんから。
そして、保険というのは、売る側が儲かるという事は買う側が不利にできているものです。「銀行が儲かるなら、損をするのは誰かな?」というような話になってくるわけですね。
まあ、外貨建ての終身保険の具体的な問題点は、次のページ1 で考えてみましょう。
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