使える生命共済の選び方| 比較してみました

生命保険の代わりに生命共済を使う事ができます。そして、それは、合理的な選択といえるでしょう。ただ、生命共済には使い勝手が悪いものも少なくありません。いったいどれを選べばいいのでしょうか。

生命保険の代わりに生命共済を使う

あくまで個人的な見解ですが、生命保険の代わりに共済を使うという考え方は、非常に合理的だと思っています。生命保険を捨てて共済だけに絞ってしまう必要は無いですが、共済を選択肢に入れることは十分に可能でしょう。

共済には問題点も

ただ、共済はちょっと分かりづらいのも事実です。種類が多くて、何を選んだらいいのか分からないのです。

また、種類が多いにもかかわらず、多くの共済は率直に言ってあまり使えません。余計な保障がついているので、使い勝手が悪いことも多いのです。

看板商品が残念だったりする

しかも、悪いことに、特に使いづらいのが、各共済の看板商品なのです。看板商品が使いづらいと、共済自体の評価も下がりそうですよね。

実は、これが一番大きな問題かもしれません。有名な商品にダメな部分があるので、他は検討すらされずにお終いという人もいそうです。

有名な「こくみん共済」は正直残念

有名どころの中では、JA共済が一番問題が無さそうでしょうか。商品構成が分かりやすいです。まあ、特別な看板商品が無いというだけかもしれません。

逆にダメだと思ったのが、全労済の「こくみん共済」です。知名度は抜群ですが、使いづらさも抜群なんです。非常にもったいないと思います。

都民共済とかながわ県民共済は死亡保険の機能はダメそう

あと、都民共済とかながわ県民共済も使えなさそうですね。残念ながら。この2つに関しては、主力商品がダメというより、全体的に問題がある感じでした。

もしかしたら、医療保険的な使い方をするのであれば、優れいているのかもしれませんけどね。いわゆる生命保険的な死亡保険としての使い勝手という意味だと、「う~ん」という感じです。

定期保険タイプは良いと思います

ただ、一番最初に書いたように、生命共済に使えるものがあるのも事実です。

個人的に使えそうだと思っているのが、定期保険タイプの共済です。決められた期間に被共済者(生命保険でいう被保険者)が亡くなると共済金(生命保険でいう保険金)がもらえるタイプの共済ですね。

共済は利益を出さないのが原則なので、このタイプのシンプルな生命共済に関しては、保険会社の定期保険よりも掛け金が安い可能性があります。チェックしてみる価値はあるでしょう。

有名どころだと、次の3つが当てはまりそうです。

JA共済:定期生命共済

  • 【JA共済】定期生命共済
  • 加入可能年齢:15歳から75歳
  • 共済期間:5年、10年、15年、80歳まで
  • 共済金上限:1,000万円
  • 40歳男性が共済期間10年、共済金1,000万円で契約した場合の共済掛金:3,570円/月

共済期間が柔軟に選べるのはメリットでしょうか。ただ、共済金上限1,000万円というのが若干使いづらい印象です。また、コープ共済の「あいぷらす」と比べて、掛け金が若干高目なようです。

コープ共済:あいぷらす

  • 【コープ共済】あいぷらす
  • 加入可能年齢:18歳から60歳
  • 共済期間:10年
  • 共済金上限:3000万円
  • 40歳男性が共済期間10年、共済金1,000万円で契約した場合の共済掛金:2,700円/月

加入可能年齢の上限が60歳というのが気になるかもしれません。しかし、一般的には、定期保険の必要性が大きいのは比較的若い時期ですので、あまり問題にならないでしょう。個人事業主や企業経営者だと、もう少し上の年齢で入りたいという人もいるかもしれませんが。今回比較した3つの共済の中では、掛け金が一番安いようです。

共済期間が10年のみというのはちょっと硬直的な印象もあります。ただ、実用上は、それほど問題にはならないでしょう。

全労済:新せいめい共済定期生命プラン

  • 【全労済】新せいめい共済定期生命プラン
  • 加入可能年齢:0歳から70歳まで
  • 共済期間:5年、10年
  • 共済金上限:3,000万円
  • 40歳男性が共済期間10年、共済金1,000万円で契約した場合の共済掛金:3,700円/月

基本的に大きな問題は無さそうですが、掛け金がちょっと高いです。やっぱり、同じ保障で月々1,000円掛金が違うと、かなり気になりますよね。

コープ共済の「あいぷらす」が良さそうです

いわゆる定期保険の場合、構造が非常にシンプルです。ですから、条件をそろえてしまうと保険料の比較が簡単時できます。これが、医療保険だと、こんなに簡単に比較はできないんですけどね。

こうやって3つ並べてみると、コープ共済の「あいぷらす」が圧倒的に良さそうですね。共済の場合は割戻金というのがあるので、最終的な損得はなんとも言えない部分がありますけどね。まあ、それでも、掛け金の段階で安いのは間違いなくメリットです。

生保の一番安いクラスと同じくらいか

ちなみに「あいぷらす」の掛け金は、生保の一番安いクラスと同程度という感じみたいですね。例えば、ライフネット生命「かぞくへの保険」で同じ条件で見積もってみると、月払保険料は2,374円です。割戻金を考慮すれば、どっちが安いのかというレベルだと考えられます。

ただ、保険料が同じ程度となると、生保の方が有利かもしれませんね。というのも、生保の方が保険金額の設定が柔軟ですから。「あいぷらす」だと3,000万円までですが、「かぞくへの保険」は1億円まで保険金額を設定できます。

煙草を吸わない人だとリスク細分型の勝ち

ちなみに、煙草を吸わない人で、血圧や体重が標準の人なら、リスク細分型の生命保険の方が保険料は安いでしょう。例えば、メットライフアリコ「スーパー割引定期保険」だと、一定の条件を満たせば月払保険料が1,800円になります。

細かい部分は分かりませんが、一定の条件というのは、2年間煙草を吸っていない事や血圧やBMI が適正な範囲にあることが条件のようですね。

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