三井生命が大樹生命に社名変更するようです。でも、あんまり、大樹っていうイメージはないんですよね。
三井生命が大樹生命に社名変更
2019年4月に、三井生命が社名を変更するようです。新しい社名は「大樹生命」。1
大樹シリーズという保険を50年前から販売していて、そこから名前を取ったのだとか。大樹セレクトという名前で、死亡保険だけでなく医療保険や介護保険まで扱っている商品があるようですね。
日経新聞によると、「大樹は顧客からの知名度も高いと判断した」そうです。でも、そんなに認知されている名前なのでしょうか。
率直に言って、ほとんど知られていない気がするのですが。会社にとっては、一応は、看板商品なのでしょうけどね。なんだか、独りよがりな感じがしてなりません。
コーポレートカラーは、引き続き緑とするそうです。まあ、「大樹」だから、カラーが緑というのは違和感はありません。
日生傘下に入り名称変更を求められていた
ちなみに、三井生命は2015年度に日本生命の参加に入っています。三井住友銀行などが株を手放して、日本生命が買い取った形です。
これが原因で三井グループから外れることになり、名称変更を迫られていたそうです。日本生命の子会社が「三井」だと、確かにややこしいですよね。
そうであれば、「日生〇〇」のような名前にする手もあったと思うのですけどね。そういう選択はしなかったようですね。
世間的な認知度が低い「大樹」にするよりは、「日生」の方がよほど良かったと思うのですが。そうはいかない事情でもあったのでしょうか。
日本生命が82.6%の株主を保有
ちなみに、これを書いている2018年11月現在では、日本生命は三井生命の全株式の82.6%を保有しているようです。そして、残りの17.4%を三井系の会社が保有しています。2
確かに、三井系の会社が保有する株式がこれだけ少ないと、三井という名前は名乗りづらそうですね。2番めに保有割合が多い三井住友銀行でも11.0%の株式しか保有していません。
一応、分かる範囲で、株主と持株比率を挙げて起きましょう。
- 日本生命保険相互会社:82.6%
- 株式会社三井住友銀行:11.0%
- 三井住友信託銀行株式会社:2.0%
- 三井住友海上火災保険株式会社:1.0%
- 三井不動産株式会社:1.0%
- 三井物産株式会社:1.0%
- その他三井グループ会社:1.4%
大樹というより「ヤドリギ」だな
それにしても、現在の三井生命は大樹というイメージとは程遠いと感じてしまうのですが。どちらかというと、日本生命が大樹で、それに寄生している感じですよね。
その意味では、「ヤドリギ」の方がよほど近そうです。まあ、まさか、「ヤドリギ生命」にするわけにもいかないでしょうけどね。
- 三井生命、「大樹生命」に社名変更へ 90年の伝統と別れ
2018/11/21 11:23日本経済新聞 電子版 [↩] - 株式の状況および株主構成| 三井生命 [↩]
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