60歳以降の生命保険は必要か?│生死混合保険(特に個人年金保険)の場合も不要だと思う

死亡保険の場合は、60歳以降も契約する必要性は大きくない事が分かりました。
それでは、個人年金保険などの生死混合保険はどうでしょうか。

この年齢になって死亡保険に入る人は少ないでしょうが、年金保険に入る人はそれなりにいそうです。
例えば、退職金の一部で年金保険の契約をする人も多いでしょう。

老後資金の運用先として個人年金保険を選ぶのは、それなりに意味がありそうです。

年金として受け取ることに大きなメリットは無い

個人年金保険のメリットの一つは、保険金を年金の形で受け取れることです。
定期的に決まった額が受け取れるので、受け取ったお金を生活費として充てやすいというメリットがあります。

しかし個人的には、このメリットはそれ程大きいとは思えません。
と言うのも、決まった額を生活費に充てるのに、年金に頼る必要はないからです。

基礎的な割り算さえできれば、お金を分割して使っていくのはそんなに難しいことではないですよね。

もちろん、厳密にやろうと思うと、色々と難しいこともあります。
でも、大雑把にやるのなら、簡単な事です。

もっとも、自分で簡単に計算できる事が分かっているにもかかわらず、個人年金保険を利用したいと言う人も中に入るようですけどね。

老後資金の運用先として有利かどうかで判断

年金として給付される事に大きなメリットが無いとすると、個人年金保険を利用する理由はあるのでしょうか?
やはり、金融商品として有利かどうかがポイントになるでしょう。

運用商品として有利なら、個人年金保険を利用すれば良いことになります。
具体的に言うと、銀行の定期預金や国債、投資信託などの金融商品と比較して、有利かどうか判断すれば良いのです。

さて、投資商品としてみた場合、定額個人年金保険と変額個人年金保険は分けて考える必要があります。
というのも、定額か変額かで商品の正確がぜんぜん違うからです。

定額個人年金保険は国債や定期預金と比較

定額個人年金保険は銀行の定期預金などと性格が近い金融商品です。
具体的には、固定金利で元本保証というのが大きな特徴と言えるでしょうか。

ですから、銀行の定期預金や国債が比較対象になるでしょう。

さて、これらの金融商品と比較してみると、定額年金保険というのはあまりおすすめできる商品とは言えない気がします。
保険特有の性質ですが、中途解約がしにくいのです。

中途解約が難しいと、インフレがあったときに対処ができません。
また、突然現金が必要になったようなときにも困ってしまいますね。

変額年金保険は投資信託と比較

変額年金保険は投資信託と性格が近い商品です。

さて、この定額年金保険もどちらかと言うとおすすめしにくい商品です。
何と言うのも、この保険は年金部分の手数料が高い事が多いのです。

年金部分の手数料を払うくらいなら、手数料が安い投資信託を利用することをおすすめです。
具体手的に言うと、インデックスファンドを使い分散投資するのが良いのではないでしょうか。

何にしても、このあたりは個々に比較してみるしかありません。

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