生命保険(死亡保険)の保険金の平均は500万円

生命保険の死亡保険金をいくらにするかは、保険を選ぶときに最も注目するポイントです。
ところで、その平均はどうなっているのでしょうか?

平均にあわせて契約する事は、必ずしも保険契約の決め手にはなりません。
それでも、平均を知っておく事は保険契約の参考になるでしょう。

生命保険協会の統計を見ると、日本人の平均的な死亡保険金額が分かります。
それによると、日本人の生命保険の死亡保険金平均は約540万円なのだそうです。

正直に言って、この額は意外と小さいように思います。

一般的なイメージだと、生命保険の死亡保険は数千万円単位な感じがします。
少なくとも、保険の営業にはそのような提案を受ける事が多そうです。

掛捨て保険の割合が意外と小さい

統計を詳しく見ると、死亡保険金の額が思ったほど大きくない理由がわかります。
その理由は何かと言うと、掛捨ての保険よりも貯蓄性の保険に入っている人の方が多いのです。

具体的に書くと、貯蓄性の高い終身保険の比率が一番大きくなっています。
死亡保険の契約のうちの2割程度は終身保険の契約です。

一方で、掛捨て保険の代表である定期保険は、死亡保険のうちの12%しかありません。
また、掛捨て部分の大きい定期付終身保険も5%しか契約していません。

掛捨て保険の方が、当然ですが、保険料に対する死亡保険金額が大きくなります。
と言う事は、掛捨ての保険が少なければ、死亡保険金額の平均も小さくなるわけです。

ちなみに、ここで挙げたのは平成23年度の1年間の新規契約についての数字です。

補足

ちょっと補足すると、保険の種類の分類で「その他」に分類される割合が4割もあります。
ですから、これ以上の、細かい分析は難しくなっています。

まあそれでも、大体の傾向は探れるのではないでしょうか。
少なくとも、掛捨て保険の割合が意外と少ないと言う事は言えそうですし。

死亡保険金は小さくなる傾向

この統計では新規契約だけでなく、既存の全契約の数字も見ることができます。
現在残っている、過去からの契約も含めた数字ですね。

この全契約分を見ると、死亡保険金の平均は710万円を超えています。
全契約と新規契約を比べると、170万円もの差があることが分かります。

この数字から分かることは、最近の傾向として、死亡保険金額が大幅に小さくなっていると言う事です。
これは、最近の保険見直しブームが影響しているのでしょうか。

あるいは、不景気の影響もあるのでしょうか。
何にしても、興味深い現象です。

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