ダイヤモンドオンラインの記事に、学資保険に関するものがありました。それによると、日生の学資保険は有利だけど、注意が必要だということです。
■ 値上げ前の駆け込み需要が旺盛な学資保険高い戻り率を掲げた日生には注意が必要(ダイヤモンド・オンライン)
この記事のポイントは、以下のような感じです。
・ 保険会社は学資保険で顧客を集め、他の保険の契約につなげたい
・ 日生の条件は特に有利だが、これは他の保険を売りたい意図を反映したものである可能性がある
詳しい内容が知りたければ、記事のタイトルで検索してみてください。
日生の学資保険だけを契約するのは懸命?
この記事の主張を素直に受け取ると、メリットが大きい学資保険にだけ契約するのが良い選択と言うことになります。その代わり、他の保険は勧められても注意が必要ということですね。
そもそも有利な学資保険の中でも、日生の学資保険は特に有利なのだそうです。そうであれば、それを利用しない手は無いでしょう。
ただこの考えかたには、個人的にはいくつか違和感を感じるのも事実です。最大の違和感は、固定金利の長期契約の商品を利用するのが正しいかと言う点です。
長期の貯蓄を固定金利の商品に頼るのは、そもそもあまり賢い方法とはいえません。長期になればなるほど、インフレのリスクは考えないといけませんからね。
学資保険は固定金利の商品です。子供が生まれてすぐに入ると、20年前後のスパンで付き合っていかないといけません。
こんな長期契約の固定金利の商品は、本来は個人の契約には向かないはずなんですよね。リスク分散できる機関投資家などなら部分的に利用する可能性も有るでしょうけど。
それにそんな長期間だと、保険会社の倒産だって全く無い話とはいえないですからね。
ですから、そもそも学資保険なんて選んではいけないのではないかと思うのです。少なくとも私なら、学資保険という商品自体避けるはずです。
保険部分の手数料の高さも気になる
保険での貯蓄に関してはもう一つ気になる点があります。
保険での貯蓄の場合、貯蓄部分と保険部分に分かれていると考えられます。この保険部分の手数料は、そもそもあまり安く無いのです。ブラックボックスになっているので、正確な所は分かりにくいですけどね。
ですから、他の保険より有利と言われても、どうかと感じてしまうのです。それでも結構な手数料を取られている可能性もありますから。
こういった事情がありますから、保険を使って貯蓄をするのは、合理的な選択だとは思えないのです。手数料などでブラックボックスがある商品は、極力避けるべきでしょう。
もちろん必用な保険なら、多少手数料が高くても契約しないといけません。また、多少不透明でも目を瞑る部分もあるでしょう。でも、貯蓄型の商品に関しては、保険じゃなくても良いはず。
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