個人年金保険や養老保険などの貯蓄性の高い保険は、避けておいた方が良い。最近、金融庁が、こんな事を思っているようですね。「平成27事務年度 金融レポート 」の中で、多少遠回しな表現ですが書かれています。
このページでは、金融庁のレポートの中での指摘についてチェックしてみましょう。
個人年金保険や養老保険などの貯蓄性の高い保険は、避けておいた方が良い。最近、金融庁が、こんな事を思っているようですね。「平成27事務年度 金融レポート 」の中で、多少遠回しな表現ですが書かれています。
このページでは、金融庁のレポートの中での指摘についてチェックしてみましょう。
日本では、個人年金保険でお金を貯める人も多いです。生命保険の動向(2016年版)によると、平成27年の個人年金保険の新規契約者は、152万件もあったのだとか。
要するに、1年間に国民の1%以上が新たに契約をしたという事です。しかも、個人年金保険は個人の保険の中では保険料が大きいですからね。生命保険会社にとっては、かなり大きな契約と言って良いでしょう。
生命保険のセールスは、独身の若い人に対して、個人年金保険を勧めることも多いようです。妻や子供がいないと死亡保険は勧めにくいですし、若い人だと医療保険にも関心は薄いでしょうからね。貯蓄性の高い年金は勧め易い商品なのでしょう。
また、若いうちから老後のことを意識して、貯蓄をするのは良い習慣のように思えます。ですから、若い人の中にも個人年金保険に入るのは良いことだと考える人も良いでしょう。少なくとも、一定の割合の人はそう考えていそうですよね。
でも、本当に個人年金保険に入るのは良いことなのでしょうか?しかも、20代のうちに、早くから老後の準備を始めるのが良いことなのでしょうか?
生命保険の保険料は男性の方が高いというイメージがあります。しかし、そのイメージは必ずしも正しくないようです。年金保険の場合だと、男性の方が保険料が高いというケースも十分に考えられるのです。
個人年金保険は「保険」という単語が入っているので、どうやら保険の一種のようです。しかし、あまり生命保険っぽい感じはしませんよね。生命保険というと、誰かが亡くなると保険金が貰えるイメージですから。
個人年金保険は生命保険なのでしょうか。それとも、生命保険とは違う保険なのでしょうか。あるいは、保険ですらないのでしょうか。
以前、若い人は金利固定型の個人年金保険は使わない方がいい、ということを書きました。
なぜかと言うと、次のような大きな問題があるからです。