「生命保険の動向」という、生命保険協会の調査によると、50歳以降に新規で生命保険の契約する人はかなり多いようです。新規契約全体の3割のほどが50歳以降なのです。
しかし、一般的には、生命保険というのは若い人のためのものです。なぜかというと、年齢が上がるに従って、生命保険の必要性は小さくなっていくのです。
年齢が高い世代の契約が多いのはなぜなのでしょうか。
「生命保険の動向」という、生命保険協会の調査によると、50歳以降に新規で生命保険の契約する人はかなり多いようです。新規契約全体の3割のほどが50歳以降なのです。
しかし、一般的には、生命保険というのは若い人のためのものです。なぜかというと、年齢が上がるに従って、生命保険の必要性は小さくなっていくのです。
年齢が高い世代の契約が多いのはなぜなのでしょうか。
すごく大雑把に言ってしまうと、アベノミクスのキモは、金利を引き下げることで経済を成長させることです。金利の引き下げはある程度うまくいっていて、2016年には10年物の国債の金利がマイナスになりました。
ただ、国債の金利の引き下げは、生命保険には悪影響を及ぼす場合もあります。特に、貯蓄性の高い保険である、終身保険や養老保険には大きなマイナスの影響があります。
前のページで見たように、生命保険協会がまとめた「生命保険の動向」によると、2014年に日本で2番目に新規契約件数が多かった生命保険は終身保険でした。ちなみに、第1位は医療保険です。
率直に言って、この結果はかなり不可解です。というのも、市場金利が低い時期というのは、終身保険の契約に向いていない時期だからです。
生命保険協会の「生命保険の動向」というレポートでは、個人保険の新契約件数が紹介されています。それによると、平成26年の種類別の新契約件数は多い順に以下のようになっています。